結束バンドは、工事関係者の間ではインシュロックとも呼ばれることがあり、配線を束ねる作業の際に主に使用されます。

長さも様ざまですが、結束した後ははさみで簡単に切ることができるので、短めのものよりも長めのバンドの方が多いです。結束バンドは硬めのプラスチック製で、多くのものは一度使用すると取り外しができません。その代わりきちんとまとめたい作業に向いており、紐ではずれてしまう横ずれも、結束バンドを使用すると横ずれせず、しっかりとまとめることができます。

結束バンドの種類には、電気工事の作業で使われるABタイ、汎用性の高いナイロン製のものがあり、中には太陽光パネル専用のバンドもあります。ABタイは屋外用と屋内用があり、それぞれ若干耐久性が異なります。屋内用のものを屋外で使用するとプラスチックが硬くなり劣化してしまうので、必ず使用用途に合わせて選ぶようにしましょう。

通常白、もしくは黒色のものが多いのですが、DIYで使用することが増え赤や青といった色がついている結束バンドや、何回かやり直しができるものも販売されています。色がついているためどれをまとめているのかがわかり、さらに部屋の雰囲気に合わせて色を選ぶこともできるようになっています。

何回かやり直しができるものは、スルッと抜けてしまうこともあるので、しっかりと結束したい場合には不向きです。何かを結び付けたい時は通常のバンドを使用するようにします。