結束バンドの構造と欠点

日本で結束バンドと呼ばれているものは、樹脂製で出来たケーブル類などを簡単にかつしっかりと束ねることができるものです。

さまざまな場所で用いられておりホームセンターなどでも手軽に購入することができますし、ケーブル類を束ねるために使われるほかにも、仮に固定したり袋の口をしっかりと締めるといったことなどにも使われているものです。結束バンドの構造は、平たいバンドとなる部分の下側に歯状の溝があり、バンドの片側にあるロック用部品に挿入することで固定します。溝は片方にしか動かないようになっており、ロック部分に引っ掛ける部位があり、それが引っかかることによって逆戻りがしない構造となっています。

このためほとんどの結束バンドは使い捨てで、きつく閉めてしまうとそのままでは緩めることができず、切断するしか方法がありません。ただ再利用可能な構造のものもありロック部分の引っかかる場所を押し込むなどすれば緩むものもあります。結束バンドは安価でありそれまでの針金やテープで結束するのと比べて、より強力かつ長期間にわたって機能するものです。

このため、さまざまな場所で使われていますが、その性質上永久に利用できるものではありません。特に屋外での使用では耐候性のあるものでなければ破断する欠点があります。耐候性のあるものでも使われる樹脂素材によって変わってくるもので、また破断に関しては外見からは確認することができないため注意が必要です。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *