銘板は、機械や建物または配線などのケーブルに名称や仕様、また注意事項などが刻印または印刷された板のことです。

半恒久的に使われるものでは、金属板に刻印されたものが使われており、耐久性に優れます。また刻印されている場合には紫外線の影響を受けにくく、長期間にわたって銘板の機能を維持することができます。銘板に使われる素材の種類としては、真鍮やアルミなどの比較的柔らかい金属が使われるほか、恒久的に使われるものではステンレスが使われます。柔らかいものであれば曲げて取り付けることも可能です。

一方で近年は素材としてアクリルや塩化ビニールなどのプラスチック系素材が使われることもありますし、昔から手に入りやすい木材なども使われています。素材に関しては長期間使用できるものと比較的短い期間に使用できるものと使い分けられ、長期間の場合には金属と刻印といった方法で作られるものです。短いものは容易に作ることができる印刷の方法が使われます。

刻印に関しては紫外線に対しては強いですが、読み取りにくいものです。一方で印刷する場合には紫外線に強いインクを利用する必要があります。また刻印した銘板でもインクを溝に流し込むことで見やすくすることができます。銘板は注意喚起するものや配線をわかりやすくするものにも使われますが、この場合には内容が異なるためその場で印刷できるものもあります。この場合には樹脂の板に印刷するものが使われます。